スポーツによって関節、靭帯、腱、骨などに繰り返し外力が加わり、様々な痛み・症状が発生することがあります。
ここでは、よくある症状、予防方法や施術などについてお伝えします!
捻挫とは、関節を支えている靭帯が外力により引き伸ばされ損傷することです。損傷の程度が3つに分かれています。
打撲とは、衝突や転倒の際に強い衝撃を受け、筋繊維が損傷している状態を言います。
サッカー、ラグビー、格闘技など激しくぶつかり合うコンタクトスポーツで多く発生します。
特徴的な症状としては、内出血、損傷部の筋緊張が増す、痛めた部位に熱感がある等。
負傷部位、受けた衝撃の強さによっては、医師の診断が必要になる場合もあります。
脳震盪を起こしている恐れがある場合は直ちに医師の診断を仰いでください。
頸部を強く打った際は、頚椎損傷の恐れがあります。
手や腕をはじめ上半身に痺れなどの神経症状がありましたら医師の診断を仰いでください。
特に子供の場合は心臓へのダメージが加わっている恐れがあります。
強い外力の際は症状の経過観察とともに細心の注意を払いましょう。
正式名称は「筋挫傷」といいます。
筋損傷の第Ⅱ度である、筋肉が部分断裂を起こしている状態です。
筋肉痛とこむら返り、肉離れの違いは筋肉に損傷が起きているかどうかです。
骨折とは、骨に外力が作用し、骨の連続性が部分的にあるいは完全に離断されたものを言います。
①顔面蒼白②虚脱③冷汗④脈拍触知不可⑤呼吸不全
この5つをショックの5Pと言います。
骨折の数時間後に37℃〜38℃の熱が出ることがあります。これを「吸収熱」といい、組織の分解物も吸収のために発生するもので、数日で平熱に戻ります。
脱臼とは、関節を構成している関節端が解剖学的状態から完全または不完全に転位して、関節面の生理的相対関係が失われている状態です。
1:5の割合で男性に好発し、肩関節に多発します。肘関節、顎関節、肩鎖関節にも発生します。
肩関節脱臼では、ラグビーやサッカー、柔道などのコンタクトスポーツにて多発し、脱臼のほとんどは前下方脱臼がほとんどです。
正常な関節に外力が働き、生理的範囲以上に運動が強制され、関節端の一部が関節包を破り関節包外へでたものが一般的な脱臼です。
※外傷性脱臼の中に使いすぎなど亜急性に発生するものあります。
野球投手にみられるものが代表的である。
関節に基礎疾患があり、関節を構成する組織の病的変化によって、外力がなし、あるいは正常なら脱臼が起こりえないようなわずかな外力により発生するもの
ex)関節リウマチ、急性化膿性股関節炎
一番大切となるのは怪我を起こさないような身体作りやウォーミングアップです。
歪みの改善や筋肉の緊張を改善、柔軟性の向上、筋力アップ、栄養補給が大事です。
運動による怪我の防止や、身体の準備、パフォーマンスを最大限に発揮するために行います。
「warm:(温める)」、「up:(上げる)」という語源からきている通り、体温を上げて(温めて)、心拍数を上げることを目的としています。主にウォーミングアップで用いられているのが、ストレッチです。
その中でもオススメのストレッチをご紹介します!
一昔前はストレッチというと、その場でゆっくり伸ばす静的ストレッチ(スタティックストレッチ)が主流でした。
しかし近年、静的ストレッチよりも動きを入れながら伸ばす動的ストレッチ(ダイナミックストレッチ)が運動前のウォーミングアップに適しているという研究結果が出ています。
サッカーをやっている人ならお馴染みの「ブラジル体操」です。
ポイントとしては、先にジョギングやウォーキングで身体を温めて、左右均等に行うことです。
また、強すぎる負荷は必要ありません。
これらを意識しながら動的ストレッチを行うと、ケガ予防、パフォーマンス向上にむけて良い準備ができます!
※骨折、脱臼は損傷した骨の整復を整骨院で行うことは可能です。
その後は医師の元、レントゲンにて骨の状態を確認しましょう。
医師の同意が得られた骨折、脱臼は整骨院で治療することが可能です。
急性期は一般的に48時間〜72時間(2〜3日間)とされています。
怪我をした直後から72時間後に至るまでに下記の処置を正しく行えるのが、長引かせないポイントとなります。
「R」安静 (rest)
「I」冷却(ice)
「C」圧迫(compression)
「E」患肢挙上(elevation)
ここに保護の「protection」も加えて、『PRICE(プライス)』処置が大切です。
・患部に直接ダメージを受けて発生した怪我の場合
急性期が終わり痛みが引いた後も、損傷部や損傷部付近の筋肉が筋緊張により固さが取れて いないケースがあります。
筋緊張は怪我の二次災害を起こすリスクとなるので、筋緊張が取れて日常生活に支障がでない状態まで身体が回復したら完治です。
・患部以外に問題があり怪我をした場合
ex)姿勢不良のまま競技を行い、足首の捻挫
足に疲労を抱えている状態で、ダッシュを行なったところ肉離れの発生
→怪我が発生してしまった根本的な原因を追求
「例題の足首の捻挫のケース」
ストップ動作や、ターン動作の場合、ブレーキの役割をする筋肉の一つに「中臀筋」という臀部の筋肉があります。
中臀筋の筋力低下により足首の捻挫を起こすケースは少なくありません。
こういった場合、単に足首の怪我を治すだけに着目するのではなく、筋力低下や筋力低下を起こしてしまう身体の歪みにも着目する必要があります。
・筋肉の中でも姿勢に関与するインナーマッスルのトレーニング(楽トレ)
患者様のお辛さを取ることはもちろん、お辛さの根本原因にもアプローチさせていただき、
怪我の再発まで予防ができるよう努めてまいります。
Reserve
かんたん診療予約へTraining
トレーニングのご案内